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2017年8月13日 (日)

光が少ない生涯だった

紀友則
夜やくらき道やまどへる郭公わが宿をしもすぎがてに鳴く

古今和歌集巻第三夏歌
日本古典文学全集小学館の訳

紀友則
夜が暗すぎるからだろうか。
それとも道に迷ったからなのだろうか。
あのほととぎすが、たしかに私の家の空の上を行き過ぎかねて
鳴いているのは。

和歌コードで読み解いた新訳
和歌コードとは、直訳では出てこない言葉の裏に隠された解釈のこと。
この和歌に込められた作者の意図をより深く読み取った
しじまにこのオリジナル訳です。

作者紀友則
人康親王の生涯は、大厄の年42歳で閉じられた。

亡くなられたのが暗い夜だったのだが、目が不自由で

光が少ない世界に生きられた人康親王であった。

生前は出家しておられたので、人の道に思い悩んでいるたくさんの人が

彼のところへ行って、人生や仏の道について相談していた。

今は、弔問の人が暗くて見えにくい夜道を訪ねて来ている。

愛する弟を亡くした光孝天皇も、彼の死を名残惜しく残念に思っておられ、

私の家の庭先を通り過ぎる時に、度を超えて大泣きしていらしゃったよ。
和歌コード訳の解説

紀友則が人康親王光孝天皇の弟の死に際して
贈った歌が二首続きました。

よ一生。生涯
よ夜
やく厄年。人康親王は大厄の42歳で亡くなられた。
暗し光が少ない。暗い。真理を悟っていない。心に迷いがある
道道のり。人の道。仏の道
やまたくさんの。山寺
ほととぎす弔問の人。臨終を看取る人。仏の世話をする人。お坊さん
まどふ迷う。思い悩む
とふ尋ねる。訪れる。弔問する
やど家。庭先。主人
おし愛し愛おしい
おし惜しい。名残惜しい
おす食すお治めになる。ご統治なさる
すぎがてに通り過ぎることができないで
すぐ度を超える。人が死ぬ

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